フューチャースクールの授業を参観(その1)

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 1月27日、佐賀県、西与賀小学校で行われた、フューチャースクールの公開授業(4年算数)を見てきた。

 学習内容は、複合図形の面積の求め方。研究授業では「ここしかない!」というくらい、定番の内容だ。
 まず、教室に入って思ったことは、子供の数が少ないこと。これは、2クラスを3つのグループ(どんどん・こつこつ・じっくり)に分けていたからだ。そのうちの「どんどんコース」のみの公開授業。
 分かる人には分かると思うが、いろんな意味で、公開することを強く意識した選定だ。

 ICT環境は贅沢そのものだった。以下、導入されていた環境(の一部)・人。

  • 50インチ電子黒板 ・・・・ 専用パソコン、専用カメラ付き 【全普通教室分】
  • タブレットPC ・・・・・・ Windows7のパソコン。バッテリーは4.7時間持つ。【全児童(1年〜6年)+ 教師分】
  • 無線LAN ・・・・・・・・ パソコン間のデータやり取りは全てこれ。【全普通教室 + 特別教室】
  • 校内サーバー ・・・・・・ 児童の取ったノートなどは無線で全てここに保存される。
  • 回線 ・・・・・・・・・・ 光回線
  • 各種ソフト ・・・・・・・ MS Office、手書き電子ドリル、キューブきっず、デジタル教科書
  • ICT支援員 ・・・・・・・ 常駐し、授業も含めて支援。おそらく熟練した人(←ここポイント)。【1名】
  • ヘルプデスク ・・・・・・ 平日9時から17時まで、電話・メール・FAXで。
  • プラットフォーム ・・・・ 教師用グループウェア(おそらく電子掲示板)、ポータルサイト

 パソコン、電子黒板などが個別に導入されたというより、「学校用システム」が導入されたという感じだ。Macユーザーの私としては、自分の環境が入る隙がない感じだった。(電子黒板もMacでは動作しない。)

 ハードウェアもだが、注目は、「デジタル教科書」と「ICT支援員」だ。
 教師が、授業に専念できる環境になっていた。コンテンツは「デジタル教科書」が、コンピュータの設定・トラブル対応は、「ICT支援員」が担当してくれるのだ。
 これは、かなり贅沢な環境だ。どこかの学校のように、クラスの半分が、インターネットにつなぐとネットがストップし、ICT担当(クラス担任)が(時には授業中に)呼び出されるというのとは大違いだ。
 この贅沢な環境をどこまで普及させるつもりなのか興味深い。世の中は、はやり「政治主導」で動くんだなと実感した。

 少なくとも環境は、「公開することを強く意識したもの」でないことを強く願いたい。
 「システム」というのは、20%削ると、80%の効果がでるというものではない。20%削ると、10%の効果しかでない、そんなものだ。

その2につづく。

2 Comments

足立賢治3月 1st, 2011 at 4:10 PM

 50インチの電子黒板は、後ろからは字がほとんど見えませんので、どういう使い方をするかが重要になると思われます。

chijiiwa3月 1st, 2011 at 5:30 PM

私の学校では、41インチくらいしかありません。文字を映すというより、写真や図、ビデオなどを映すという感じです。
私は、スティーブジョブズのプレゼンを参考にしています。できるだけ箇条書きなど、文字は、使わないようにしています。

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